2019/02/28
小松菜の薬膳的特徴
小松菜の薬膳的特徴
青い葉っぱの野菜はほうれん草や青梗菜、小松菜、春菊など色々ありますが、
どれも基本的には気血の巡りを整えてくれる、という特徴があります。
気の巡りを整えるのが得意なものは香りの良い春菊、
血の巡りを整えるのが得意なものは青梗菜
血を補うのが得意なのはほうれん草や小松菜、などとざっくり覚えて
おくと良いかもしれません。
また、どれも鉄分やカルシウム、βカロテンなどが豊富です。
ビタミンCも豊富ですが水溶性ですので茹でてしまうとビタミンCが
逃げてしまうので要注意ですね〜
血の巡りを改善するためには血が充実してい流ことが大切ですが
血が不足気味の(貧血ではない)血虚、という状態の女性が結構多いのですが
青い葉っぱものは基本的にはタンパク質などと摂って、血を補いながら巡らせる
というのがより効果的かと思います。また、色の濃い野菜との
相性も良いので人参、カボチャ、黒きくらげ、黒ごまなどとの組み合わせも
オススメです。
月経前に調子が悪い、目の下にクマができたり、頭痛がしたり
冷えが改善しにくい、月経痛があるという方は青物野菜とタンパク質の組み合わせを
心がけてみてください☆
そして、調味料や油ですが、基本的には色の濃い野菜は油と相性が良いので
油を使った炒め物などもおすすめです。その際の油は、私がオススメしているのは
白ごまの油。黒ごまの油は香りづけに使います。
常温で液体状のものを使えば身体の中に入っても固まりにくく、流れが
滞りにくいです。もともとゴマにはセサミン、ビタミンEもあるので
血の巡りが改善しやすくなります。
また、調味料では私は黒酢をよく使います。
醤油の代わりに黒酢。
中国のものも使いますし、日本のものも使いますが、中国の方が
甘みやコクがあるように感じます。日本の黒酢は酸味が強い。
ドレッシング的に使うなら日本のもの、
炒め物には中国のもの、のように使い分けてもいいかもしれませんね。
薬膳的な特徴
五性:涼/五味:甘・辛/帰経:肺・肝・脾・胃・大腸
特徴:・清熱・・・余分な熱を冷ます
この『熱』というのは単純な熱だけではなく
肝熱のイライラや
肺の炎症、空咳を落ちつけたり、風邪予防
胃の熱、胃のムカムカ、消化不良
大腸の熱をとり、便秘を改善する、ということを含みます。
※帰経から考えられるものです
・滋陰潤燥・・・各臓腑を潤す、という事ですが
潤す、というのは単純に水が体に入るというよりも
血を補うということを含んでいるので
貧血の予防や、喘息、乾燥タイプのアトピーの予防にも
役立つと考えても良いでしょう。
年中、何かしらの青物野菜は出回っているので
適度に取り入れて気血水の巡りをスムーズにしておきたいですね☆
2019/02/20
カネマツ薬膳養生講座でした
カネマツ薬膳養生講座
本日は松代カネマツさんの薬膳養生講座でした。
今期最後は『免疫と病気の予防』がテーマ。
免疫や自然治癒力と気
1年薬膳や養生についてきて総合した知識が必要になるものです。
『免疫』や『自然治癒力』というのは目には見えないものです。
実際は私たちの肉体を支え、動かしているものが『気』であり『エネルギー』です。
自分のエネルギーがどのくらいか?というのも目には見えないので
日々の疲れ具合などを頼るしかありません。
しかし、日々疲れがたまっている状態では
『最悪の状態でなければ大丈夫』という意識になりがちで、
少しの疲れなら無理をしてしまう、ということを繰り返してしまいがち。
自分のエネルギーが枯渇するまで使ってしまう、ということです。
エネルギーが充実して、体をめぐる。
ストレスや緊張などがあれば、気があったとしても
滞る『気滞』を作り、血・水の流れも滞りやすくなってしまう。
『血』の巡りについては気にする人が多いですが、実際に
病気の元になりやすいのは『水』の塊。実際、東洋医学では
『痰飲』と呼ぶものです。
痰飲は体の至る場所にたまり、そもそもが水なので体から抜けにくく
さらに体を冷やし、血の巡りも悪化させ、様々な病気の
元になりやすく、アレルギーやめまい、吐き気、ガンなどに発展して
いきやすくなります。
気・血・水を過不足なく充実させ巡りを整える、というのは
日々の運動や食べ物などを意識することが基本になります。
この運動、に私は気功を取り入れていますが
人によってはヨガや太極拳などでも良いかと思います。
デトックス、という言葉がありますが、デトックスだけでなく
自分のエネルギーを高めるための運動と食べ物。
これが大切です。
(運動も激しいものは気を消耗するので逆効果となります)
カネマツさんの薬膳弁当では
出来るだけ体に吸収しやすく、気を補う、つまりエネルギー補充に
良いものや、解毒する春の山菜の代表のフキノトウを使った
白和え、塊のようなものを排泄しやすくするデトックス食材の
海藻類を多めに使ったものにしていただきました。
薬膳というのは特別なものを使うものではなく、
日々コツコツ積み重ねていくもの。
無理なく、家族で食べ、家族が健康で日々暮らしていく土台ではないかな、と
思っています。
来年度もカネマツさんでの講座を開催しますので
ご興味のある方はぜひ、ご参加ください。
カネマツ薬膳養生講座
2019/02/17
薬屋の片隅でなつめや文庫
薬屋の片隅でなつめや文庫
子供の頃、何に将来なりたい?と聞かれてとっさに『本屋さん』と答えたことを
なぜか私はいつも心の中に覚えていました。
なんでだろうな〜、とか薬屋がどうやって本屋を
やるんだろう、とか思っていましたが、
どういうわけか本屋を薬屋の片隅でやることに
なり。『ようやく』と『やはり』という二つの気持ちがあります。
value booksさんから本は提供していただいています。
それほど冊数は多くないけれど、少しずつ増やしながら
健康や料理に関する本で
いろんな視点で見えてくるような本棚を作っていきたいな、と
思っています。
わからないことをネットで検索すれば
色々教えてくれるかもしれませんが、
本のページをめくり
一言ずつ読み進め、思考する。
そういう過程が必要な気がします。
答えは一つではないし、すぐに見つけたものが
答えとは限らない。
記憶の片隅に何かの引っ掛かりが残るような
1冊の本を見つけていただけたらと思います。
なつめや の2階で読んでいただけるように
2階も整備中です。
駐車場は漢方薬のお客様優先となりますので
本だけの方は申し訳ありませんが、近隣の
駐車場をお使いいただければと思います。
少しずつ、ゆっくり始めて行きます。
どうぞ、よろしく。
2019/02/04
皮膚トラブル・アトピーと漢方薬
皮膚トラブル・アトピーと漢方薬
皮膚トラブルを漢方薬でなんとかできないですか?という
ご相談はとても多く、その大半がアトピーのご相談です。
子供さんから老人まで様々ですが、季節によって症状の出方が
変化するので見極めがとても難しいのが実情です。
それでも、費やす時間は人によりますが根気よく飲んでいただいているうちに
綺麗な肌になってきます。
また、女性のアトピーは他の疾患や症状も併せて改善していく
ケースも多いので、どちらが先のご相談だったとしても
どちらも同時に改善していくケースがとても多いです。
一方で男性のアトピーは非常に複雑な面を持っていて
なかなか手ごわい一面があります。
アトピーの原因は様々
アトピーを引き起こしている体質的な要因は様々でいくつもが絡み合って
いるケースが多く、その一つ一つを解決していきます。
その原因となっているものを大きく分けると
1、皮膚の栄養が足りない→気血不足
2、ストレスなどで無意識に掻いてしまう→気滞
3、食事の問題
に大きく分かれてきます。
このうち1の気血不足、というタイプの方は案外、漢方薬を服用することで
皮膚も綺麗になってくるのが早く、併せて食事などを気をつけていくことで
再発する事がほとんどなく経過していきます。
問題になるのは2・3です。
2、のストレスによるものというのは元々なかった状態だったとしても
かゆみそのものがストレスだったり、家庭・環境など本人が気づいていないことも
多々あります。カウンセリングをしていく中でそのストレスに気づいて
漢方薬を飲みつつ改善していくようになります。
このストレスタイプのアトピーの方が意外と多いように感じます。
3、の食事の問題はアトピーやアレルギーなどをお持ちだと食事を非常に
気をつけている方もいますし、全く無頓着でいる方もいます。
この食事問題は二つに分かれます。
一つは、無頓着であるがゆえに熱量の強いものを食べ過ぎているケース
二つは気にし過ぎて必要なタンパク質、エネルギーが不足して
皮膚に栄養が足りていない1の気血不足になっている方
になります。
【気血不足のアトピー】
これは
・食べ物が影響している
・体質的に胃腸が弱い、の2点が原因の中心にあります。
私たちの体はタンパク質の塊です。皮膚も、もちろんタンパク質ですが、
食事が糖質に偏っていたり、タンパク質が少ないと皮膚を作る
『血』が不足してしまいます。
女性は特に月経があるとその前後に悪化することもあります。
特にエネルギーが不足だったり、血不足になっていると
肉や辛味のもの、糖質などはそのままエネルギーとして消化できず体の
中に熱として篭りやすくなるので、皮膚が乾きやすく痒みが収まらなくなる
ことがあります。
漢方薬では胃腸の働きを助けながら食べ物や漢方などで『血』を補い皮膚を
丈夫にしていく、という方法をとります。
【ストレス型のアトピー】
ストレス型のアトピーは実際とても多く、ストレスがあると
無意識に掻き初めてしまう人もいますし、
掻かずとも痒みがたちまち広がっていくケースもあります。
また、痒みそのものがストレスになるので悪化していくときは
早い段階で悪化していくことがあります。
ストレスというのは東洋医学では『気』が滞っている状態ですが
気というものはそもそもエネルギーなのでエネルギーが
滞っていると解釈することもできます。
エネルギーが滞るとそこで熱もたまり、炎症が生じ痒みとなる
訳です。この場合、気の流れを整え、炎症を鎮める漢方薬を
使いますが、日常では気を流すように運動やヨガなどで発散する
ことも大切です。また、ストレスになっている原因がなんなのか
探っていきながら、無意識の中にあるストレスの原因を
解消していく過程もとても大切です。
【食事の問題】
アトピーなどの治療法には食事は大切なのですが、
極端にタンパク質を減らさず、糖質を抑えていく、ということが
重要かと思います。そして、刺激物を極力避ける、ということも
大切です。ネギや生姜、唐辛子、カレーといった辛味の刺激物は
炎症を悪化させることがあります。
また、お子さんのアトピーなどでは糖質の制限がかなり
難しい側面もありますが、できるだけお母さんが
おやつを用意したり、糖質といっても米の糖質は
砂糖とは違うのでおにぎりなどを用意したりするなど
工夫と努力が必要になり、食事の面でのサポートには
ご家族の協力がとても重要になります。
アトピーやそれ以外にも皮膚のトラブル、掌蹠膿疱症や
脱毛なども上記の内容と同じように説明できます。
お悩みの方はご相談ください。
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