長野市にある漢方とハーブのお店なつめや

漢方とハーブのお店 なつめや

長野市にある漢方とハーブのお店なつめや
2018/08/31

夏の終わりに身体を調えておく(2)

夏の終わりに身体を調える薬膳その2

8月の終わりとともに台風が近づき
すっかり涼しくなりました。

台風の低気圧はどのくらい9月にくるでしょう?

体が疲れてくるとエネルギーの巡りも悪くなり、
重だるさやめまい、食欲低下などが出てくることがあります。
前回の夏の終わりに身体を整える薬膳その1では
身体の熱をしっかりとって胃腸の働きを活発にし、
足湯をしながら夏の間に冷房で冷やした下半身は温めておきましょう
ということをお伝えしました。

具体的に

1、胃腸の働きを助け体力を増進、免疫力を強化する食べ物
(胃腸を丈夫にして肺の機能を高める)
干し椎茸(きのこ類)、栗、山芋(長芋)、キャベツ、ブロッコリー、じゃが芋、
かぼちゃ、さつま芋、里芋、いちじく、桃、米、もち米、きび、あわ、
いわし、さんま、サバ、うなぎ、牛肉、鶏肉、大棗(ナツメ)など。
圧倒的に穀物や芋類が多くなりますね〜。
雑穀はミックスされたものが手軽ですからそう言ったものを使うのもいいかと。
夏の疲れが胃腸に出ている方はお粥やキャベツをクタクタに煮込んだスープ
などをお勧めします。キャベツと玉ねぎをクミンやフェンネルを入れた
スープなどは胃が疲れている時などはとても美味しく感じます。

そして、一つのポイントとしては
香りのあるものを組み合わせてあげると食欲が増し、
消化も促され食べたものをしっかり栄養として吸収しやすくなります。
香りのあるものといえば、ハーブや紫蘇、ミョウガ、柑橘(ゆずなど)。
特に低気圧が来ている時などは気血の巡りが悪化しやすいので油は少なめにし、
カレー粉や生姜、ハーブを料理に使うと気血のめぐりが改善されやすくなります。

2、血を補い身体の中を潤していく
ほうれん草・小松菜・なつめ・梨・ブドウ(赤)・ブルーベリー・クコ・
イカ・タコ・豚肉・羊肉・レバー・マグロ・カツオ・卵・黒キクラゲ・
黒米・黒ゴマ・牡蠣・竜眼・キンシンサイなど。
特徴としては黒っぽいもの、赤っぽいもの、動物性のものでも色の濃いもの
となります。
(私は血が不足気味の体質なので黒米を白米に混ぜて夏の間は食べていますよ。)

薬膳では厳密に一つ一つの食材の特徴や帰経(どの臓腑に働きかけるか)を
細かくみていくことも大切かもしれませんが、ざっくりと大きな特徴を
覚えていくと良いと思います。
色や、香り、季節など五感からの情報で覚えていくといいですね。

一つの食材が本当に栄養学的にその栄養素を
十分に含んでいるかといえば採れた土地や、時期、肥料などによって
左右されます。

栄養学的にもこの食材はカロテンが多いとか、海藻ならミネラルが多い
とかそんなくらいにして、食材そのもののエネルギーを大切にした意識を
持たれた方がよろしいかと思います。

食べ物のエネルギーという視点と栄養素という視点は
似て非なるもの、と考えております。

実際に食べた時に体調が良いなとか、
胃がもたれず食べやすいな、ということを大切にして食べる。
どんなに栄養学的に良くても、自分が食べていて
胃もたれしたり、胃がスッキリしないようなものを
食べていては吸収しきれないと思うのです。

特に夏の終わりは冷たいものを飲食したり
夏野菜で胃腸が冷えて、疲れ気味。
食欲がないときは1食抜かすのも良いかと思います。
胃の調子を中心に考えて自分が食べて元気になるような食事で
調えていくといいですね。

カネマツ倶楽部さんの薬膳講座では
カツオ節+梅+シソ+ひじきの常備菜的なものを
ご飯につけていただきました。
家で作り置きしておくと胃腸の働きも活発になりますし、
気血が補われてなんとな〜くでも元気になるように
感じます。
毎日、少しずつの積み重ねていくものですから
美味しくて、簡単なものを取り入れていきましょう。

2018/08/29

夏の終わりに身体を調えておく

夏の終わりに身体を整える薬膳その1

 

ひと頃の猛暑はすっかり落ち着き、ようやく通常モードの
暑さになり、そうこうしていると9月。そろそろ夏は
終わりを迎える頃になります。

今年の夏は暑く、そして長かった・・・。
梅雨らしい梅雨がないまま、GW明けからいきなり真夏の暑さ。
かれこれ4ヶ月近く、この暑さ。
夏は太陽のエネルギーが強く、自分自身のエネルギーは
外向きに向かうため、自分が疲れているとか感じにくい。

涼しくなり、陰陽のエネルギーでは陽(太陽)のエネルギーが
少しずつ潜め、エネルギーの方向性が内向きになる陰のエネルギーが
増えてくる頃にようやく身体の疲れなどに気づき始めます。

そうした頃に身体の変化として
・疲れやすい
・寝ても疲れが取れにくい
・空咳が出てくる
・皮膚が乾く
・髪の毛が抜けやすい
・月経周期の乱れが出てくる
・腰の痛み・冷え・手足の末端のしびれ
が出てくることがあります。

一見、繋がりのない症状かもしれませんが
東洋医学では『気・血』不足から生じるものです。

『気』なんて見えないし、わからないし
血液検査で『貧血』ではないのに『血』が不足?

東洋医学では検査結果などではなく身体の症状・サインをそのまま
受け取って不足している状態があればそれは『不足』つまり『虚(きょ)』
の状態として考えます。

そして、注意しなければならないのは身体の中に
夏の暑さによる熱を残したままにしないように
身体の熱を取りながら、夏で消耗した気血を補っていくという
ことです。

熱を残さないようにするにはやはり身体を冷やすもの、
代表的なものではトマトやナス、ズッキーニなどの夏野菜ですが
サラダなどで食べるのではなく必ず熱を通したものを食べるようにします。
生のものは胃腸を冷やしてしまい、胃腸の働きが鈍り、胃もたれ、食欲低下
などの夏バテ状態を作りかねません。

胃腸の働きがしっかりしていないと
消化→吸収が十分にできず、食べているにも関わらず
身体の状態が今ひとつ、ということになってしまう。
折角の食べ物のエネルギーを受け止めれないのは勿体無い。

胃腸の働きを活発にしながら身体の熱をとるような食事を
心がけていくようにするとまず、睡眠が深くなり
身体の疲れがとれやすくなっていくかと思います。
(身体に熱がこもると寝苦しく、睡眠も浅くなります)

また、上半身は暑く、下半身は冷房などで冷やされ、
むくみが出やすくもなっています。
下半身は温める、というのもこの時期に身体を整えるポイントになります。

足湯でそろそろ冷え対策を


後日(2)では気血を補う食材をご紹介して行きます。

こういったことを講座ではお伝えしております。
来月は上田のアリオさんでの講座となります。
ご興味がありましたら是非ご参加ください。

また、9月30日の気功養生講座は1部は定員に達しました。
2部の『気功薬膳』に残席2名さまの空きがあります。

なつめやの講座

2018/08/27

ストレスが溜まった時に

ストレスと食べ物

ストレスが溜まってきたり、疲れてきたりすると食べたくなるもの
皆さん、なんでしょう?

甘いもの?辛いもの?アルコール?

体質の違いで好みの違いも出てきます。
ストレスのことを東洋医学では『気滞(きたい)』と呼びます。
エネルギーの流れが良くない状態ですね。

エネルギー不足で流れないのか、
エネルギーは十分あっても流れが悪いのか
ざっくり大きく二つに分かれます。

まず、甘いものを食べたくなる方・・・私もです
基本的にはあまり体力のない方で、胃腸が弱いタイプですね。
イラっとすることがあっても、表現できず怒りを溜めがち。
疲れからストレスを感じたり、
ストレスが溜まることで疲れをより一層感じやすかったり。
甘いもの、というのは即エネルギーに変換されるので、
疲れやすい方はつい食べたくなってしまう傾向に。
ただ、これがやはり更なる疲労感に繋がったり、甘みに鈍感になり
エスカレートしていくこともあるので、要注意です。
食べ物以外でストレスを解消するなら
ゆっくり温泉に行ったり、マッサージをしてもらったり
ヨガなどで体の緊張をほぐすといいですね。
また、睡眠時間をしっかりとるといいですよ。
疲れを溜めないようにストレスを発散することがポイントです。

辛いもの、アルコールを欲する方は・・・
基本的には体力ありますし、溜まったエネルギーを
発散したいタイプの方々。
疲れていても基本的な体力があるので発散していきたいタイプです。
また、五臓では肝の働きが過剰気味な方々です。
怒りや、思っていることを素直に表現していれば
あまり辛いものなどを召し上がることはないかもしれません。
怒りを溜めてふつふつしているのを辛いものを食べて
汗かいてスッキリさせたり、お酒を飲んで楽しくスッキリさせたり
という方法で発散していることがあります。
ただし、辛いものもお酒も、飲食しすぎると
イライラしやすくなったりするので程々に。
糖質なども火に油を注ぐようなもの。
(特にナッツやチーズは熱量が強いので気をつけましょう)
海藻類や体を冷やすようなものを多少おつまみに
入れるといいですね。
激しめのスポーツで発散したほうが、体にとってはいいですね。
どちらかといればエネルギーが充満しているタイプなので
疲れるくらい、体を動かした方がお酒や甘いもの、辛いものを
取るよりも健康的になります。

ちなみに私は・・・・

アルコールも辛いものも苦手なので甘いものを
食べたくなります!
そういう時はなるべく原料にこだわったものや和菓子をいただくように
しています☆
美味しいものをいただく時はやっぱり幸せだな〜と思います。


まめはち さんのスコーンは大人気です。ハーブティーといただく
ほっこり時間をどうぞ☆

 

2018/08/25

排卵の時期

排卵の時期

排卵の時期というのは病院でエコーで見てもらっても
100%ドンピシャリ、というのは難しく、自然妊娠の
奇跡というのは、この”卵子と精子の出会い”に尽きるように
思います。

基礎体温や排卵検査薬、おりものなどでおおよその見当はつきますが
後から基礎体温を見たときに『う〜ん、タイミングずれてますね』って
いうことが割りとあります。

思っていたより早かったり、遅かったり。

体外受精ですら採卵、と病院へ行っても思っていたより早く
排卵してしまっていたり、過去には2回排卵していたという
特異的な例もありました。

人の体は予定通りでないことも多々あります。
卵胞が10日〜12日くらいで排卵してきてしまうと、
未成熟なものであることもありますし、人によっては早くても
成熟していることもあるし、難しいところです。
しかし、排卵が早いと月経周期が短くなり
月に2回ペースで月経がくることもあり、
結果として気血不足のスパイラルに入り、未成熟であることが
増えて行くことは大いに考えられるところ。

反対に、排卵まで時間がかかる人もいます。
1、気血が不足して成熟までに時間がかかるのか、
2、排卵する力がないのか
3、ストレスなどで気が滞っていると排卵がスムーズでない
ということが考えられます。

気血が不足すれば卵は栄養不足になりやすいですし、
気が不足したり、ストレスで気滞があるとエネルギーの流れが
スムーズでないのでポーンと排卵しにくい。

これは卵だけでなく同じことが精子にも言えます。
気血不足ならエネルギー不足の精子になってしまい
卵子の中へ入っていけるのか、核に到達できるのか
難しい状況になってしまう。

食べ物はこういうものがいい、サプリはこうしたほうがいい
というものは色々なサイトで紹介されていますが
それよりも大前提で妊活する夫婦は
体の疲労をためないこと、そのためには早く寝ること
をお勧めします。
10時には就寝する、くらいの気持ちで。

見た目元気そうな方でも仕事などで無理をしていたりすると
排卵がスムーズにいかなかったり、高温期が安定してこない。

見た目元気そう、という人は自分でも『元気な方です』と
言うので、頑張ってしまうんですよ。仕事などを。
仕事に精を傾けている場合じゃないから、と
お話しさせていただきます。
傾けるエネルギーのベクトルを妊活に向ける、と言う
意識改革も必要な人がいます。

なつめやでも妊活の体づくりに漢方薬を
とご相談に来る方には、睡眠時間のことを伺います。
それがベースで、食事・サプリメント・漢方などが
効果を発揮していきます。

体が疲労をためたりしていると風邪を引いたり
体調を崩すことがあるので少なくとも
3ヶ月くらいは大きく体調を崩していないという時期が出てくると
体の状態が良い方に来ているな、という目安にしています。

妊娠は体の余力で成立する
と言われます。
余力が大切。

妊活シンプルプラン

・妊活するなら余力を蓄える→早めの就寝→気が充実
・タンパク質を多めにとる→血が充実すれば卵子・精子の質の変化

夫婦でそれがうまくでき始めた頃には
基礎体温もだいぶ綺麗な形になりますし、
排卵している、と言うのもわかるようになります。
不思議なもので自分の体感が検査薬より感度が良くなることがあります。
今日!排卵!と言う方もおられます。

排卵というのは奇跡的なタイミングですね☆


 

2018/08/23

体感と体質

体感と体質

自分の体質というのは案外自分は頭ではわかっているようでも
実際の体のサインは違うよ、っていうこと結構あるんです。

暑がりで顔が火照って・・・と言いつつ、お腹は下痢気味だったり
腰が重だるかったりという方も、冷えからきてますよと
お伝えすると暑くないんですけど〜、とおっしゃる。

下半身が冷えるほど上半身に熱が上がってくるので
頭では暑い、と感じて実際は下半身が冷えていたりする。

また、ある方は『なんでも食べれるし、食欲がある』
と言いつつ、むくみがひどかったり、低気圧が近づくと
めまいがしたり、耳がふさがる感じがしたりという症状で
悩んでいる。
胃腸が弱いんです。甘いものと生もの、油は控えて、お腹温めてね、と
アドバイスすると『え〜、私胃腸は丈夫です』
な〜んてことになります。

食べれることは確かですが、食べたものを胃が消化し、
腸で吸収し、気血水の巡りが順調かというと
それができないので、むくんだり、そのむくみが原因で気血の巡りが
悪くなってしまう。
(胃腸の働きとむくみの関係はまた、いずれご説明します)

この二つの例は代表的なものですが、
一つ目の例では実際に自分が腰を温め、気功などで体を動かし始めたら
のぼせが取れたという方もいます。
温めてみたり、自分が体を動かすと気血水の巡りが改善し
それまでの『自分のぼせやすい』という体質ではなく、実は
『腰から下の冷え』『気血の巡りが下で滞っている』という
本来の体質改善ができるようになるんですね〜。

また、二つ目の例でも
食べ過ぎ、甘いもの・生もの・油っぽいものをやめ、
お腹・腰を温めるようにすれば良いわけです。
一旦食べ過ぎをやめるか、断食すると胃腸の具合が
わかりやすくなります。

台風前に体調が悪くなる方、低気圧が近づくと重だるくなったりする
方などは実は胃腸の弱さや。下半身の冷えからくることが多い。

どちらの例も普段の自分の感覚=自分の体質
と思ってしまっているのですが、

・普段動かしていない部分を動かす
・普段の食生活を見直してみる
ということをすると本来の体質が現れてくることがあります。

例えばズ〜っと冷えている方は『温かい』という感覚がわからないので
冷えていてもそれが当たり前、と思ってしまうかもしれません。
→こちらもご参考に

食べ過ぎ傾向な方であれば、胃の調子がものすご〜く悪くならない限りは
基本的には食べることが好きだったりするので、つい食べすぎてしまったり
多少、胃が重くてもこのくらいは大丈夫、と思うかもしれません。
食べ過ぎや食べているものを見直して胃がスッキリし始めると
それまでの胃の重さを感じることができるかもしれません。

普段の習慣や食生活などでそれが当たり前、と思っていることを
すこ〜し見直して、体の感覚を取り戻してみると
自分が気付かなかった自分の体質を発見できるかもしれません。

厳しい暑さの中で体の中から冷えてしまっていることがあります。
以前にオススメした足湯をぜひお試しください。

自分の体質って?
自分の体の状態を知って、生活の中で改善していきたい、という方は
ぜひ講座などにご参加ください☆
☆なつめやの講座


 

2018/08/21

デトックスを東洋医学的に考える

デトックスを東洋医学的に考える

デトックスとはdetoxificationの略語で、『解毒』という意味ですが
色んな飲み物や食べ物の効果で謳われることが多いですが、
何を解毒する?ということを東洋医学的に考えてみると
また違う視点も出て来ます。

『解毒』ということは何かが溜まっていて、それを除去したい、
排泄してスッキリしたい、ということだと思うのですが、
何が溜まっているの?ってことです。
東洋医学では気・血・水のどれが滞っているのか?
ということを考えます。
単独・混合のどちらもあり得ます。
気が滞っているとき『気滞(キタイ)』と言いますが、
エネルギーそのものが流れず、溜まっているので
物体として血または水が同時に滞りやすくなります。

気+血の滞りを気滞血瘀と言いますがしこりや塊を作ることがあります。
女性だとやはり月経に症状が出やすく、月経痛や筋腫、膿腫などは
代表的なものです。

気+水というよりも水が滞ること自体が他の二つ、気・血の流れを
阻み、3種混合型になりやすく、これが実際にはとても厄介です。
水、そのものは冷たいものですから、そこに血・気も滞りやすく
ネバっぽい塊のようになってくるわけです。
俗にいうセルライト、中性脂肪・高コレステロールなどもこれに当てはまるかと
考えられます。
病理産物に繋がりやすい特徴があります。

ではその気・血・水の滞りをどうしたら除去できるの?
除去するというよりも『流す』が適切ですね。

1、冷やさない
2、動かす

が基本となります。

飲食物・衣類・住居環境において冷えた状態があれば巡りが悪化します。

いくらデトックスしても、冷えていると巡りが悪くなり再度、滞りができてしまいます。
そして、注意しなくてはならないのは『解毒する』排泄・発汗など
は、その後に体が冷えます。(汗をかいた後、お通じが出た後はスッキリしますが
ぶるっとすることがありますね。)
デトックスでは体を冷やさないようにしながら
老廃物を流していく、ということが大切です。

・気を流す→気の滞りはいわゆるストレスが原因ですからストレスを発散すること
自体が気のデトックスになります。自然の中へ行って良い気を
自然から取り入れるのも良いですし、
ヨガや気功など適度な運動などは無理のない気の流れを作り出します。
激しい運動をすると疲労がたまり、却って気が滞ってしまいますので
注意です!ストレスはためないように、と言っても大なり小なり
溜まるもの。

・血を流す→冷やさないこと+動かすで、やはり適度な運動が大切ですが、女性は
流す前に血の量が問題になります。貧血とは違い、東洋医学では
体に絶対量必要な血液が足りない状態を『血虚』と言いますが、
血虚になっていると、流れる量も少なく流れにくくなります。
そして、体型と血の量は比例しないこともあります。
太っているから血は足りているかといえばそうではないことも
あります。
血が足りているかどうかというのは例えば目をあっかんべ〜すれば
白っぽ人は不足気味ですし、赤っぽい人ならまずまず、といったところ。
食材では青魚などが血を補いながら巡りを改善してくれる食材となり
ます。サンマなど秋から旬となり、冷えていく季節に血が巡りにくく
なる時期に役立つ食材です。
例えば、サンマに大根おろしで黒酢をかけて食べれば血の巡りが
改善しやすくなる組み合わせです。

・水を流す→これは単純にむくみを取るだけでなく、水の塊も流すことを考えます。
ムクミだけならば豆類が良いのですが、いろんな豆があります。
体を冷やしやすい緑豆や小豆、冷やしにくい黒豆、となりますが、
それを甘く煮てしまってはNGですね〜。
秋からは体を冷やさないような黒豆茶がやはりおすすめとなります。
また、水の老廃物を出していく腎や膀胱を冷やすと水のたまりが
流れにくくなりますから腰周りは冷やさないようにすることです。
そして、水の塊を作り出しやすいような脂肪の摂取はなるべく
控えることです。脂というのは冷えれば固まります。糖分も
温かいと流れやすいですが、冷えれば固まります
冷たい+脂+糖=水の塊→病理産物に繋がりやすい、ということを
頭の片隅に入れて、そういった嗜好品の摂取をやめるだけでも
デトックス行為の一歩となります。
健康に良いと言われるような食事でもやってしまっていることが
あります。

何かを飲んだり、特別なことをしなくても
東洋医学的なデトックスはいつでもでるんですね〜。

ただ、それは日々の中でコツコツやっていくことだったりするので
はい!デトックスしました!という短期間の何か変化を感じる
ようなものではないですね。
ただ、振り子のようなもので急激なことをすると、反動も大きくなります。
それで戻ってしまうよりも、日々のデトックス、『流れ習慣』が
身についた方がいいのではないかな〜と思いますが・・・。
たまーに、ご褒美で美味しいものを食べたり、すると
幸せ感も倍増ですよ☆

日々の養生メルマガもご参考に☆

 

2018/08/20

ご予約・講座お申し込みのお客様へ

***なつめやのHPからご予約・講座をご予約いただいた皆様へ***
メールの受付がサーバー、HPのメンテナンスに伴い
できていないことが一部あるようですので、
申し込み時に自動応答メッセージを受信していない方は
お手数をおかけしますが、natumeya1@gmail.com
にメールをいただけますようお願いいたします。

 

2018/08/19

先天の精と人の一生


先天の精と人の一生

両親から受け継いできた持って生まれた生命力そのものである『先天の精』
そして生まれてから後、摂取した飲食物から脾(消化器系)の働きに
よって作られる『後天の精』が腎に蓄えられて、成長や発育、生殖の土台となると
東洋医学では考えます。

この『腎』というのはいわゆる西洋医学的な『腎臓』の働きだけでなく
ホルモン分泌(生殖系)や中枢神経、内分泌、泌尿器など、様々な
生命の営みの中心となる働きをしているとされています。

先天の精は、後天の精でエネルギーを補充されて力を発揮して
いきます。また、後天の精を作り出すには先天の精が必要であり、互いに
依存しながらその人の生命力となっていきます。

両親からの受け継いできた先天の精が活発に動くには
食べ物の力(後天の精)次第というわけですね。

そのようにして先天の精・後天の精は腎に蓄えられ、
腎精もしくは精気と呼ばれます。
女子は7歳ごとに、男子は8歳ごとに腎の盛衰があります。

腎の力が弱いことを『腎虚(じんきょ)』と言い、
その力を補い、活発にすることを『補腎(ホジン)』
生命力そのものを活発にすることとなります。

腎の働きは様々ですが、生殖・成長・発達・老化と
受精卵から始まり、命を閉じるその時まで腎に蓄えられた
『腎精・精気』をよりどころに生きていく事になります。

今回は腎と脳に関することを書いて行こうと思います。

現存する中国の最古の医学書物である『黄帝内経』の『霊枢・経脈篇』には、
「人始めて生ずるや、先ず精をなし、精なりて脳髄生ず。」と書かれています。
男女の陰精の出会いで新たな命(精)が生まれ、その精から脳髄が生じる、
と考えられています。
男性と女性の精が交わるところから人の一生は始まり、その精は脳髄に
繋がっていく、という事になります。

また『髄海不足、則脳転耳鳴、脛酸眩冒、目無所見、懈怠安臥』
髄海である脳への精が不足すると、クラクラしたり、耳鳴したり、足腰がだるく
眼が見えにくくなって、やる気不足で横になってばかりいる、という
老化・認知症のことまでキッチリ書かれています。

先日の女性ホルモンとハーブ・漢方で書いたように西洋医学的には
視床下部や脳下垂体からは生殖に関するホルモンや甲状腺、プロラクチン、
副腎皮質刺激ホルモンなど生命に関するホルモンが分泌されています。
そういった観点からも腎と脳(髄)の関連は深いと言えます。

このホルモン分泌は後日、また違う記事でも取り上げますが
とても大切な部分です。

そして、肝心なのは
『先天の精』は『後天の精』によって栄養を供給され
『精』となる、ということです。

持って生まれた資質は、食べたものに影響され、
それは脳・ホルモンにも影響するという風に解釈することができますね。

生殖ホルモンを活発にしたり、老化の予防になる
食べ物はどんなものが良いのか?

腎を補う食材は『補腎食材』と呼ぶことができます。
黒い色の食材・山芋・木の実・鹿肉・うなぎ・カツオなど・・・。
体にとって負担なく吸収しやすいものは山芋、になるかと思います。
鹿肉はとても体が温まりますが、逆に体が熱っぽくなるため
夏は避けたほうがよろしいかと思われます。
ジビエも時期を考えて食べることが美味しさにも
体への良い影響にもつながりますね。
木の実の栗・くるみも油が多いので食べすぎると胃もたれ
したりします。










薬膳というのは、良い面だけでなく、その反面も必ずある、ということも
意識して取り入れていただければと思います。

東洋医学の五臓・五行や気血精、陰陽の概念は
古い歴史の中で絶えず、いまに伝えられています。
今の時代に学んでも新しい視点と発見を
もたらしてくれる学問である、と学ぶほどに感じます。

どうぞ、ご興味あれば講座などにご参加ください。
なつめや講座情報

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2018/08/17

女性ホルモンとハーブ・漢方


女性ホルモンとハーブ・漢方薬

いわゆる女性ホルモンとは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)
という二種類のホルモンです。もう少し今日は詳しく説明します☆

1、視床下部から性腺刺激ホルモン放出ホルモン(ゴナドトロピン:GnRH)が
が分泌されます。

2、脳下垂体前葉からは
・成長ホルモン
・甲状腺刺激ホルモン
・副腎皮質刺激ホルモン
・性腺刺激ホルモン:卵胞刺激ホルモン(FSH)・黄体形成ホルモン(LH)
・プロラクチン(催乳ホルモン)
など成長や発育に関する大切なホルモンが分泌されています。

3、性腺刺激ホルモンである卵胞刺激ホルモン(FSH)黄体形成ホルモン(LH)
卵巣に作用し、卵胞が発育し始め、エストロゲンが分泌されます。
エストロゲンにより子宮内膜が増殖し、受精卵を迎える準備が始まります。
卵胞が十分に発育したとからだが判断すると、LHの濃度が急激に高まり
(=LHサージと言います)、卵子は成熟し排卵、となります。

排卵後の卵胞は黄体となり、プロゲステロンとエストロゲンを分泌します。
プロゲステロンは体温を上げて厚くなった子宮内膜を、さらに受精卵が
着床しやすい状態にします。

ざっくり性ホルモンの分泌は3ステップに分かれます。
(今日の本題は香りのことなのでホルモンのことはまた後日書きます)

では、今日の本題『ホルモンとハーブ・漢方について』

アロマやハーブなどの『香り』の成分が鼻の粘膜に付着し、電気信号に変換され,
脳の内側にある「大脳辺縁系」という古い皮質に伝えられます。
(外側は大脳皮質)

ここは、食欲や性欲などの動物と共通した 本能に基づく行動 、喜怒哀楽などの情緒
行動や記憶に影響し、自律機能にも大きく関わっています。
大脳辺縁系の支配下にある視床下部(自律神経系)は大脳辺縁系に強いストレスが
あると大きく影響されます。

ストレスを感じるとイライラしたり食欲が異常に増したり、逆に低下したりするのは
大脳辺縁系・視床下部の働きによるもの。それを『香り』の効果で緩和できるということなんですね〜。
医療現場でもアロマが使われるようになりましたが、私たちも香りを嗅いだり
ハーブの香りを楽しんだりすると心が穏やかになったり、少し元気になるような
感じがありますね。


視床下部・脳下垂体からは生殖にかかわるホルモンや甲状腺などのホルモンが
分泌されているので、ホルモンの状態をアロマやハーブの香りなどで
調える、というのもオススメです☆
嗅いだ時に『いい香りだな』と感じることが大切。
このアロマはこういう働きで〜とかあまり考えすぎないことですね。

漢方薬も面白いもので『香り』がそれぞれの生薬によってだいぶ違います。
漢方薬に入るものには薄荷や紫蘇などがあり、厳密には後から煎じ液に入れて
さっと煮て香りを楽しむというものがあります。
(粉の漢方薬だったりするとあまりこういう変化を感じられないのは残念ですが)

『香り』を色々なもので楽しんで、女性ホルモン(男性ホルモンも!)活発に
しましょう☆

☆ハーブについて

2018/08/16

足湯でそろそろ冷え対策を

女性は足湯でそろそろ冷え対策を!

台風がやってきて土砂降りの雨
今までの暑さはどこへ行ったものか、少し肌寒く感じる長野です。
夏の体は毛穴が開きまくってますから寒さを感じた時には
スッと体に『冷え』が入ってしまい兼ねません。
そこに、夏の疲れや、お盆休みの疲れが重なると体調を崩す元。

冷房や食べ物・飲み物で体をガンガン冷やしまくってきた夏も
少しずつ涼しくなってくる頃。
『夏治冬病』という言葉があるように、冬に体調を崩しやすい方、
冷え性がキツイ方は夏の過ごし方次第で体質を変えていくこともできますが、
ここから暑さに任せて今までと同じように冷やしてしまうと
冷えが固定化されてしまうかも。
夏の終わりに近づいてきたら少しずつ今まで冷やした分、
身体の冷えをとる対策を立てて行くといいですよ〜。

今の時期、上半身が火照って冷えを感じにくいかもしれませんが
下半身は冷えている方が多いかと思います。

下痢や便秘がひどい方、胃腸のあたりが重くてスッキリしない
腰のあたりが重だるい、腰が痛い、
顔や足がむくむ、滝のように汗が出る、などという身体の
状況がある方々は特にご注意を。

さて、冷え性対策にどんな方法を取りますか?

温泉に行く、お風呂で半身浴、食べ物、色々ありますが・・・。

私がオススメする養生法の一つに『足湯』です。

お風呂では相当長く入っていないと内臓まで温まりにくく、
心臓に負担がかかりやすくなります。
足湯で40度くらいのお湯をタライに入れて20〜30分、
汗がジワ〜と出てくるくらいにしてあげると内臓が
温まり、冷え性改善につながります。
特に妊活している方は子宮が冷えるからよもぎ蒸し、と思うかも
しれませんが、足の裏、足首には子宮や卵巣につながる
経絡が通っていますから毎日コツコツ足湯することをオススメします。

足湯情報はメルマガでも夏の始まりの頃からお伝えしていました。
黒酢を入れたり、ハーブを入れて足湯をしたり、みなさん色々と
楽しんでいるようですが、内臓を冷やしていない方々は
きっと秋・冬に体が楽ですよ☆

漢方で身体を温めたり食べ物で温めるというのは『薬膳』につながりますが、
それをしていても、素足で出かけたり、毎日冷房で冷やされて
しまってはなかなか勿体無いことになってしまいます。
日々の生活養生も大切にしてくださいね☆

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2018/08/15

視力回復と薬膳養生

視力回復と薬膳養生

先日メガネの耳にかける部分がポロっと落ちてしまい、
出先ということもあって、しかもスペアのメガネがない!とすごく焦りました。
地を這いつくばってメガネの小さいネジを探し、なんとか
応急処置をしたもののぐらつく・・・。
購入したメガネ屋さんへ行くとすぐに直していただけました。

とは言え、スペアのメガネがないのが不安でもあり、
また、随分メガネを作っていなかったこともあり
新しいメガネを作ることにしました。

視力検査も久しぶり。

検査をしているとどうも様子がなんか違う。
終えたところで『視力がね・・・前より良くなっているんですよ。』
と言われ、びっくり!!念のため老眼も検査しましたが、
そちらの問題もないとのこと。

あれまぁ♪嬉しい♪

5、6年ぶりの視力検査でしたが視力が良くなっているというのが
自分でもなんでだろう?!と考えてみると
食べ物をかなり気をつけ出したこと、気功を始めたことなどが
理由かなと。(漢方はもちろんなので省く)
とにかく色の濃い野菜・黒いもの・クコはたくさん食べていましたし
夜も早く寝て血の消耗を抑えていました。
目の状態は血の状態と比例してきます。
こちらをご参考に→『血というもの』

自分では気づかなかったけれど身体の変化は少しずつしてきて
老化するどころかいい感じに回復してきているという、快挙。

他のお客様にも最近、健康診断に行ったら視力が良くなっていてね〜、
という方がいました。

コツコツ続けるっていうのは本当に気づかないところで変化をつけてくれます。
薬膳や気功に興味がある方は、どうぞ気軽に講座などにご参加くださいね。
現在の講座情報

ブログで紹介していないことなどもインスタに載せていることが
あるので興味がありましたら是非フォローを☆
そして毎日、少しずつできる薬膳・養生メルマガもやっていますので
そちらもご登録くださいませ☆
なつめや 365日ちょこっと薬膳・養生メルマガ

ともあれ、新しいメガネが届き慣らし運転中。
今までのメガネはPoisonという名前でズバリ『毒』
薬も毒になるし、その反対もまた然り。
新しいメガネはLunorというドイツのメーカーさんの
ものです。スティーブ・ジョブスが愛用していたメガネも
こちらのブランドのものだそうで、ジョブスを目指します!
ちなみにメガネは松本の『天下堂』さん。
こちらも予約制です。
自分がいいかな〜と思うものとは意外なチョイスでメガネを
勧めてくださります。
お気に入りの、メガネは末長いお付き合いになります。

2018/08/13

妊活休みと漢方

妊活休みと漢方の役割

『妊活』『不妊治療』もずーっと続けていると気持ち的に疲れるだけでなく
身体も割と疲れているので、たまにはお休みするのも良いよ、というお話です。


毎月、排卵があるからと行って毎月受精できる卵子が排卵されるわけではなく
また、男性側の精子もいつでもエネルギー十分ってことはないんですよね。
1つの卵子が成熟して排卵されるには6ヶ月くらいかかり、その頃に体調を
崩していたり、すぐれない時期があったりすると卵子もエネルギー不足だったり
することがあります。
精子は3ヶ月くらいで変化すると言われていますが、やはり男性側もストレスや
体調、食事の内容などが影響されやすく、いつでも元気であるとは限らないわけです。

まだ病院へは行っていないけれどという方もなかなか、妊娠につながらないと
ストレスが溜まってきます。

また、病院での治療を行なっている方は病院へ通うこと自体もストレスになることもありますよね。

毎月の治療でホルモン剤を服用したり、一度に沢山の卵胞を採卵することは
自然な身体のリズムからすると大きな負担になり、生殖的な力が
十分に発揮しにくい状況を作り出しかねません。

積極的に病院で治療をしない時期が怖い、と思うかもしれません。

でも!あえて、少し休みを入れると良いですよ、と私は言います。

特に夏、今年は暑さも厳しくこういう時は夫婦揃ってそんなに体調万全!ってこと
は少ないかもしれません。そんな時は思い切ってお休み、と割り切り
ストレスを発散したり、リラックスできるように旅行へ行ったり、
という時期に当てつつ、身体の状態をしっかり調え治す時期にしてみると
良いかもしれません。

治療やこれからのことをあれこれ考えるより、気持ちがリラックスすることで
気血(エネルギーや栄養)の巡りが良くなります。

例えば漢方薬などでは身体の冷えや血の巡りを改善することだけでなく
生殖的な力を底上げするものもある。
また日々の食べ物で卵子や精子の質をあげたり、生活リズムを
少し変えるだけでも身体の回復力がグググ〜と上がってきます。
こういう時期って自分が妊活をする前に経験しておくと
産後に役立ち、産後の回復にも大きな差が出てきます。

そして、何よりも、自分の身体がこんな風に変わる!
気持ちの面でもこんな風になるんだ!っていうことを
経験してほしいですね。

結果が繋がらないことに焦りや不安を感じるよりも
変化していく自分に自信を持って妊活に向かっていく。

妊活に一番適しているのは春・秋と言われています。
体が疲れやすい夏や冷えやすい冬は思い切って体準備期間として
蓄えた力をしっかり発揮していく『妊活』をオススメします☆

 

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