Aug.23 2018 | category:漢方養生
体感と体質
体感と体質
自分の体質というのは案外自分は頭ではわかっているようでも実際の体のサインは違うよ、っていうこと結構あるんです。
暑がりで顔が火照って・・・と言いつつ、お腹は下痢気味だったり
腰が重だるかったりという方も、冷えからきてますよと
お伝えすると暑くないんですけど〜、とおっしゃる。
下半身が冷えるほど上半身に熱が上がってくるので
頭では暑い、と感じて実際は下半身が冷えていたりする。
また、ある方は『なんでも食べれるし、食欲がある』
と言いつつ、むくみがひどかったり、低気圧が近づくと
めまいがしたり、耳がふさがる感じがしたりという症状で
悩んでいる。
胃腸が弱いんです。甘いものと生もの、油は控えて、お腹温めてね、と
アドバイスすると『え〜、私胃腸は丈夫です』
な〜んてことになります。
食べれることは確かですが、食べたものを胃が消化し、
腸で吸収し、気血水の巡りが順調かというと
それができないので、むくんだり、そのむくみが原因で気血の巡りが
悪くなってしまう。
(胃腸の働きとむくみの関係はまた、いずれご説明します)
この二つの例は代表的なものですが、
一つ目の例では実際に自分が腰を温め、気功などで体を動かし始めたら
のぼせが取れたという方もいます。
温めてみたり、自分が体を動かすと気血水の巡りが改善し
それまでの『自分のぼせやすい』という体質ではなく、実は
『腰から下の冷え』『気血の巡りが下で滞っている』という
本来の体質改善ができるようになるんですね〜。
また、二つ目の例でも
食べ過ぎ、甘いもの・生もの・油っぽいものをやめ、
お腹・腰を温めるようにすれば良いわけです。
一旦食べ過ぎをやめるか、断食すると胃腸の具合が
わかりやすくなります。
台風前に体調が悪くなる方、低気圧が近づくと重だるくなったりする
方などは実は胃腸の弱さや。下半身の冷えからくることが多い。
どちらの例も普段の自分の感覚=自分の体質
と思ってしまっているのですが、
・普段動かしていない部分を動かす
・普段の食生活を見直してみる
ということをすると本来の体質が現れてくることがあります。
例えばズ〜っと冷えている方は『温かい』という感覚がわからないので
冷えていてもそれが当たり前、と思ってしまうかもしれません。
→こちらもご参考に
食べ過ぎ傾向な方であれば、胃の調子がものすご〜く悪くならない限りは
基本的には食べることが好きだったりするので、つい食べすぎてしまったり
多少、胃が重くてもこのくらいは大丈夫、と思うかもしれません。
食べ過ぎや食べているものを見直して胃がスッキリし始めると
それまでの胃の重さを感じることができるかもしれません。
普段の習慣や食生活などでそれが当たり前、と思っていることを
すこ〜し見直して、体の感覚を取り戻してみると
自分が気付かなかった自分の体質を発見できるかもしれません。
厳しい暑さの中で体の中から冷えてしまっていることがあります。
以前にオススメした足湯をぜひお試しください。
自分の体質って?
自分の体の状態を知って、生活の中で改善していきたい、という方は
ぜひ講座などにご参加ください☆
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