Oct.15 2018 | category:漢方養生
冷え性のタイプも様々
冷え性のタイプも様々
一言に冷え性、と言っても色々あります。カウンセリングでも冷え性のご相談では
何が原因でどこが冷えているのかを詳しく探り、
それに対応した漢方薬をお作りします。
冷え性で手足の末端が冷えるのか、お腹が冷えるのか
腰が冷えるのか、お尻が冷えるのか、全身が冷えやすいのか
体温はどうか?など細かくお伺いします。
・体温そのものが低いタイプ
・末端冷えタイプ
・お腹・腰冷えタイプ
・冷えのぼせタイプ
に大きく分けて考えていきます。
☆全身が冷えやすいタイプ
体温が34度台〜35度台で身体のエネルギーそのものが低く、胃腸やホルモンバランスなども弱いケースがあります。
そのため、全身を温めながら胃腸の働きを活発にします。
元々のエネルギーが弱い場合を『腎』の力不足と考えることもあります。
エネルギーをしっかり食べ物から取り入れ、循環させて
いくようにしていきます。気血の両方が不足しやすいため気血を補い、
温めることがメインになります。
食べ物では辛いものや刺激の強いものは控えて、胃腸に優しいもの、
タンパク質、また、黒い食材を少量ずつでもいいのでこまめに取り入れる
ことをお勧めします。また、極端に体温が低い場合は甲状腺ホルモンの
問題を含んでいることもあります。
☆末端冷えタイプ
血流が悪いこともありますが、血が不足していることもあります。血を補いつつ、巡らせる漢方薬が中心となります。
血が少ない『血虚』という状態は胃腸の弱さが元にある
ことも考えられますので、やはり胃腸の働きを活発にしながら
ということも併せていきます。疲れやすい方は
『気虚』を補うように、補気させることも大切です。
疲れすぎないような軽い運動もオススメです。
黒酢や青魚など血流が活発になりやすい食材を取り入れましょう。
☆お腹・腰冷えタイプ
お腹が弱くて下痢をしやすい、腰が冷えてぎっくり腰をしやすいという方々は『腎』と『脾・胃』の弱さがありますので、そのどちらも
補い活発にしていくようになります。
どちらかというと『腎』を補うことを中心に考えていくと
胃腸の働きも活発になります。
糖質を控えて、山芋・長芋・黒い食材を多く取り入れるように
します。夜も早めの就寝を心がけてください。
☆冷え・のぼせタイプ
のぼせるタイプの方は基本的には体力はある方々でストレスなどがたまりやすいことがあります。
下半身は冷え、上半身はのぼせるため、全身を温めるというよりも
血流を改善させ、下半身のみをしっかり温めていきます。
軽い運動やヨガ・気功などでストレスの元になっている
『気』の流れも改善させていきます。少し汗をパッとかくぐらいの
運動がオススメです。
食材では糖質を控え、血流を改善させやすい黒酢・青魚
などもい良いですが、柑橘やハーブなどをお使いになるのも
お勧めです。
ざっくり4タイプに分けましたが実際は複雑に
混在していることもあります。
どのタイプの方も共通して、おすすめなのは『足湯』です。
参考記事:足湯でそろそろ冷え対策を
これから寒くなる一方ですので、気になる方は
一度ご相談にいらっしゃってください。
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