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長野市にある漢方とハーブのお店なつめやブログ

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Nov.20 2018 | category:不妊/妊活

妊活中の食事・養生法

妊活中の食事・養生法

生活リズムを月経期や排卵期を意識して
変化させていくと妊活にプラスに働きやすくなります。
病院で治療をされている方々には
なつめや でお話しさせていただいていますが、
はじめは中々ピンとこない方もいます。

そのうち、漢方薬などで体の調子が良くなってくると
生活リズムを意識せずに活動していると
疲れやすいな〜と感じやすくなるようで、
自分から色々と気を付けるようになる方が多いです。

さて、
妊活中の過ごし方は
1、月経期
2、低温期
3、排卵期
4、高温期
に分かれます。

どの期間にも共通して言えることは早寝を心がける、ということと
腹筋を鍛えておく、ということですが
それぞれの期間に気をつける生活リズムもあります。

1、月経中

月経期は出血中なので、激しい運動や汗をかくような事はしません。
気血を消耗している時期なので休息を多めに取ったり
食事もタンパク質を多めにとるようにすると良いです。
また、決して、下半身を冷やさず、冷たいものなどは
摂取しないことを心がけてください。
参考:『デトックスを東洋医学的に考える』

2、低温期

この期間は卵胞が育ってくる時期です。月経期はあまり激しく動けない
時期なので、気血を巡らせるためにも適度な運動やウォーキングなどを
します。特に卵巣にトラブルがある方は卵巣への気血のめぐりが
悪いと卵胞の発育が遅くなったり、スムーズに排卵しにくくなります。
しっかりタンパク質を摂りましょう。特に『潤う食材』と言われるような
*胡麻、松の実
*豆腐、牛乳、チーズ、ヨーグルト、豆乳
*小松菜、アスパラガス、山芋
*百合根、銀耳(白キクラゲ)、
*卵、うずら卵
*ホタテ、牡蠣、アワビ、カニ、イカ
*鴨肉、豚肉
などが代表的なものになります。イメージとしては少しクリーミーだったりぷるっと
したものがいいですね。
参考:『血というもの
   『秋の乾燥は甘酸っぱさで潤す』

3、排卵期

この時期は気血をしっかり循環させることで排卵させ、
また、しっかり高温期にしていくように少しエネルギーが強目のものを
食事に取り入れたりすると良いです。(高温期の食材とかぶります)
軽い運動やヨガなどはしていただくと、より、気血が循環しやすくなります。
*血流を改善する食材:黒酢・青梗菜・ナス・蓮根・黒きくらげ・黒豆など
*気の巡りを改善する食材:らっきょう・みかん・カボス・ジャスミン・セロリなど

4、高温期

子宮内膜を厚くするために血が必要となります。
レバー・動物性でも赤みの強い食材を選んだり、
色の濃い野菜(ほうれん草・人参・ブロッコリーなど)、
赤い果物(いちご・ぶどう)などを多めに摂り、血を補うようにします。
そしてさらに、エネルギーが高めになるように木の実(栗・クルミ・松の実)
や手に入る方は鹿肉や羊肉などもおすすめです。
また、過ごし方としてはこの時期は妊娠したかのごとく
ゆっくり過ごすこと!
妊娠判定が出てから気をつけるのではない、ということです。
病院で治療中の方もそうでない方も、高温期は
とにかく無理をしない。
この時期は受精するかどうか、着床できるかどうか
妊娠中の一番気血を必要とする時期です。
参考:『栗は身近な薬膳食材』


最後になぜ腹筋を鍛えておくことを進めるか?
ですが、腹筋が弱いと赤ちゃんが育つに従って
子宮が重くなり腹筋で引き上げきれず、子宮が
おりがちになります。
早産の予防にもなりますし、産後の子宮の回復にも
役立ち、次のお子さんの妊娠へつなげやすくなります。
腹筋の鍛え方としてはコアの筋肉をつけるのが良いです。
(ピラティスなどは役立つかと思います。)
なつめやに来ていただいている方には気功法を指導しております。
そして、一番大切なことはこれらのことを
真剣に取り組みすぎず、ストレスがないように
楽しくやっていただきたい、ということです。
妊活をしていると『ストレス』というのが一番よろしくないですし、
ストイックすぎて疲れてしまいます。
心地よいな〜という感じを心がけていただければと思います。

今回は妊活の過ごし方・食事を中心に書きましたが、
これはどの年代の女性にも役立つ情報かと思います。
特に乾燥しやすい方や貧血気味の方は2の低温期を
体が冷えやすい方は4、の高温期を参考に。
また、血の巡りが悪く静脈瘤ができたり肩こりが激しい、という方は
3の排卵期を参考にしていただくと良いです。

上記のものはあくまでも一般的なものになりますので
体質や治療法などにより養生法などは異なることが多く
自分に合う養生法などはカウンセリングしていただけたらと思います。