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長野市にある漢方とハーブのお店なつめやブログ

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Oct.09 2018 | category:薬膳養生

秋の乾燥は甘酸っぱさで潤す

秋の乾燥は甘酸っぱさで潤す

秋になると肌がパリーっと乾いてきたり
喉が乾いてきたり
髪がパサついてきたり
便がコロッと硬くて便秘がちになったりと
人によって『乾燥』の現れ方が違うと思いますが
秋からは乾燥に気をつけていかないと
体の中から乾ききってしまいます。
アトピーの方もじゅくじゅくから
カサーっとしてきて悪化していきやすい時期。

女性ならば乾いている、というのは
あまり嬉しくない言葉かもしれません。

体を潤す食材は梨やレンコン、白ごま、大根、白きくらげ、豆乳、牛乳、チーズ
などパッと見た目に『白っぽい食材』です。
そのほかに、『血』で潤す、ということも大切。
血虚の女性はパサつきやすかったり、涼しくなってきているのに
ほてったりすることがあります。
参考:『火照りと女性の体』

血を補う、白っぽい食材を取り入れる、いろいろな食材の組み合わせ方
ができます。
薬膳では食材の持つ特質を生かすということが大切ですが
調理の仕方、味付け方も一工夫されると
より効果的になります。

味付け方としては
『甘い』+『酸味』潤い効果を増す、ということができます。

梅干しやレモンなども思い出すだけで
唾液が出てきそうですが、
そこに少量の甘み、例えば蜂蜜を加えたり
すると甘みからの潤いもプラスされて効果アップします。
甘みというのは体に入ると水を生じますが
ベタベタした水で溜まりやすく、溜まってしまうと
『痰飲(タンイン)』となってしまい、これはこれで
厄介な存在ですから、甘みの取りすぎは
オススメしません。
(痰飲については改めて後日、説明いたします。)

我が家はレンコンをきんぴらにするよりも極薄スライスで
軽く炒めたものを甘酢で味付けします。

また、蜂蜜などは殺菌効果などもあるので
蜂蜜レモンなどは喉の潤い効果と併せて風邪予防に
秋冬は1日1杯程度は飲むと良いかもしれません。

本日は近所からざくろをいただきました。
ざくろだけでも潤す効果がありますが、
お酢に漬け込もうかと思います。

黒酢で甘酢にしていろいろな料理にお使いになってみると
血流も良くなるし、潤うし、一石二鳥的な
調味料になるかと思いますので、お試しください。