Aug.29 2018 | category:ワークショップ薬膳養生
夏の終わりに身体を調えておく
夏の終わりに身体を整える薬膳その1
ひと頃の猛暑はすっかり落ち着き、ようやく通常モードの
暑さになり、そうこうしていると9月。そろそろ夏は
終わりを迎える頃になります。
今年の夏は暑く、そして長かった・・・。
梅雨らしい梅雨がないまま、GW明けからいきなり真夏の暑さ。
かれこれ4ヶ月近く、この暑さ。
夏は太陽のエネルギーが強く、自分自身のエネルギーは
外向きに向かうため、自分が疲れているとか感じにくい。
涼しくなり、陰陽のエネルギーでは陽(太陽)のエネルギーが
少しずつ潜め、エネルギーの方向性が内向きになる陰のエネルギーが
増えてくる頃にようやく身体の疲れなどに気づき始めます。
そうした頃に身体の変化として
・疲れやすい
・寝ても疲れが取れにくい
・空咳が出てくる
・皮膚が乾く
・髪の毛が抜けやすい
・月経周期の乱れが出てくる
・腰の痛み・冷え・手足の末端のしびれ
が出てくることがあります。
一見、繋がりのない症状かもしれませんが
東洋医学では『気・血』不足から生じるものです。
『気』なんて見えないし、わからないし
血液検査で『貧血』ではないのに『血』が不足?
東洋医学では検査結果などではなく身体の症状・サインをそのまま
受け取って不足している状態があればそれは『不足』つまり『虚(きょ)』
の状態として考えます。
そして、注意しなければならないのは身体の中に
夏の暑さによる熱を残したままにしないように
身体の熱を取りながら、夏で消耗した気血を補っていくという
ことです。
熱を残さないようにするにはやはり身体を冷やすもの、
代表的なものではトマトやナス、ズッキーニなどの夏野菜ですが
サラダなどで食べるのではなく必ず熱を通したものを食べるようにします。
生のものは胃腸を冷やしてしまい、胃腸の働きが鈍り、胃もたれ、食欲低下
などの夏バテ状態を作りかねません。
胃腸の働きがしっかりしていないと
消化→吸収が十分にできず、食べているにも関わらず
身体の状態が今ひとつ、ということになってしまう。
折角の食べ物のエネルギーを受け止めれないのは勿体無い。
胃腸の働きを活発にしながら身体の熱をとるような食事を
心がけていくようにするとまず、睡眠が深くなり
身体の疲れがとれやすくなっていくかと思います。
(身体に熱がこもると寝苦しく、睡眠も浅くなります)
また、上半身は暑く、下半身は冷房などで冷やされ、
むくみが出やすくもなっています。
下半身は温める、というのもこの時期に身体を整えるポイントになります。
足湯でそろそろ冷え対策を
後日(2)では気血を補う食材をご紹介して行きます。
こういったことを講座ではお伝えしております。
来月は上田のアリオさんでの講座となります。
ご興味がありましたら是非ご参加ください。
また、9月30日の気功養生講座は1部は定員に達しました。
2部の『気功薬膳』に残席2名さまの空きがあります。
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