Sep.20 2018 | category:薬膳養生
秋の味覚と養生
秋の味覚と養生
秋になり美味しい果物や野菜も増えてきました。夏野菜は体を冷やすため
やはり秋の野菜を食べたくなる頃です。
夏に暑さでかなり体力を消耗しているため
体としてはエネルギーを溜めたい、という本能が
働きますので食欲がアップしている方も
多いかもしれません。
暑さで汗も良くかいているため体の中は乾いています。
体の中を潤して、エネルギーの補充に・・・
と自然と欲するものはやはり甘味を含んだものになります。
もうすぐ秋分になり自然界の陰陽のバランスも
大きく変化します。
太陽からのエネルギーが減るため
食べ物からのエネルギーで満たそうとしていく、ということも
やはり食欲を増す理由の一つ。
秋から冬にかけての寒さに負けない体にしていく
体の自然な変化です。
体が乾いてエネルギー不足になっていると・・・
体を守るための免疫力まで不足し、しかも乾いた状態は
容易に様々な細菌に感染しやすくなります。
今年はすでにインフルエンザが流行り始め
風疹も流行の兆し、と出ておりました。
この時期に出てくる食材はやはり積極的に
食べたいところですが、甘味が強すぎると
帰ってむくんだり、冷えたりすることがあるので
要注意です。
特に秋は梨やぶどう、りんごなど次々に
美味しい果物が登場しますので食べ過ぎには要注意です。
オススメはやはり根菜類たっぷりの
味噌汁やスープ。
根菜は大地のエネルギーをしっかり蓄えています。
葉物は生で食べずにできるだけ火を通すことも大切です。
ぬるっとしたもの、ネバっとしたものは
その性質で潤い感が出ます。
少しずつ里芋やレンコンなどが美味しい時期になります。
また、山の恵みも美味しく、そしてエネルギーが
豊富なものがそろそろ採れてきます。
クリやクルミなどの木の実はエネルギーが
東洋医学的にはとても強いものになります。
クルミ和え、栗ご飯、美味しいですね。
ちなみにクリもクルミも先天の精と呼ばれる『腎』
を温め、パワーアップしてくれる食材です。
成長期のお子さんにももちろんですが、
やはり妊活中のご夫婦ともにぜひ召し上がっていただきたい食材。
また、アンチエイジングにも役立つ食材で
歳をとってからの頻尿や物忘れ、足腰の弱体化を予防してくれます。
毎日少しずつでもおやつに食べるといいですよ。
秋の味覚を楽しみながらどうぞ、
体の中から潤して、エネルギーを蓄えて
冬に備えてくださいませ☆
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