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長野市にある漢方とハーブのお店なつめやブログ

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Sep.13 2018 | category:漢方薬膳養生

めまいを東洋医学的に観ると

『めまい』を東洋医学的に観ると

めまいのご相談は案外多いものです。
メニエールとして診断されているケースもあれば、
色々検査しても何も原因がつかめず、めまいに悩まれている
方も多いようです。
原因がないと自律神経では?ということでさらに違う意味で
悩みが膨らんでしまうこともあり、『めまい』というものは
生活の質を下げてしまう身近な症状のように感じます。

さて、この『めまい』ですが東洋医学的にみれば
大きく3つのパターンに分かれます。

1、気血の不足、めぐりの悪さ
体が疲れていたり、月経前後だったり、睡眠不足だったり
するとエネルギー(気)や血が行き渡らず、めまいが
生じてくるタイプです。気血が不足しているので
物忘れがひどくなったり、頭痛も併発したりすることもあります。
めまいによりさらに疲れてしまって生活に影響が出やすく
なります。少量の辛みの食材、例えば生姜やミョウガ、シソ
などを使いながら動物性タンパク質を少しずつ摂取していくことを
心がけてください。

2、イライラ、高血圧型
血気盛ん、といったイメージの方に多いかもしれません。イライラ
しやく、血圧も若干高めかもしれません。
良い意味では行動的、活動時ですがそれが行き過ぎると
めまいが生じてくることがあります。
呼吸も浅めなのでゆっくり深呼吸し、ゆっくりした
生活を心がけることが大切です。

3、余分な水が溜まっているタイプ
もともとの胃腸の弱さや、生物・冷えたもの、アルコールの
摂取、甘い物の食べ過ぎなどによって本来、溜まるはずのない
『水』が体の様々な部位に溜まることがありますが、それは
頭部にも溜まることは当然あります。吐き気・下痢を
伴うこともあります。
こういった水のたまりを『痰飲(タンイン)』と言います。
このタイプの人は天気が悪くなる前に目眩が悪化したり
吐き気が生じたりすることがあります。
基本的には生物、冷えたもの、甘み、アルコールの摂取を控え、
食後すぐにゴロゴロと寝ないようにすることです。

3つのパターンに大きく分けてご説明しましたが
実際はこれらが重なったりしていることもあり、
判断が難しいこともあります。
しかし、『めまい』を引き起こしている原因は必ず
あるはずです。めまいの原因は体質的なことだけでなく
普段の食事、生活などからも影響されていることがあります。
めまい、だけでなく他の症状にもつながることがありますので
我慢しないようにしてくださいね☆